喫煙がお口に与える影響~受動喫煙も影響します~

 

 

 

タバコは、身体にとってだけでなく。

お口の中にとっても悪い影響を与えます。

今日はどういったリスクがあるのかお話しします。

 

 

喫煙は歯周病のリスクが高まる、、!

 

喫煙者の方は、

・歯肉の血管の障害がある

・本来もっている免疫のはたらきが阻害される

・歯周ポケット内で菌が増殖する

→そのため「歯周病」が進行しやすいです。

 

喫煙者の方は、出血などの歯周病の炎症症状が出にくい

(血管収縮するため)ため、

気付いた時には ”重度の歯周病” になってしまっている

というケースも多くみられます。

 

 

 

その他にも、、、お口の中に様々な影響が!

 

・歯肉への色素沈着(タール(発がん物質))

・歯肉が暗い紫色(ニコチンの影響で血管が収縮するため)

・歯周病が進行しても出血などの炎症反応があらわれにくい

・メラニン色素が多く沈着する

・歯肉がごつごつした感じになり、肥厚する

(特に煙が直接当たる上顎の粘膜)

・白斑があらわれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

副流煙によって周りの方にも影響があります

喫煙者が吸い込む煙(主流煙)よりも、

タバコからあがる副流煙の方が毒性が強く、

喫煙者の周りにも悪い影響を与えます。

 

・タール:主流煙の3倍

・アンモニア:46倍

・一酸化炭素:5倍

・ニトロサミン(発ガン性をもつ物質):50倍

 

とも言われています。(+_+)

 

母親から胎児や乳児へのニコチンの影響も確認されており、

乳幼児や未成年者は受動喫煙の影響が特に大きく、

お口の中にも影響を強く与えます。

親が喫煙者の場合、受動喫煙で80%の子供が

歯肉に着色がみられるそうです。

 

 

 

禁煙」すると必ず歯肉は改善します!

禁煙をはじめると。。

はじめて数週間は歯肉からの出血が起こりやすくなります。

しかし、これは、喫煙で抑制されていた炎症反応が

正常に起こるようになった証拠です!

 

そうしてだんだんと歯茎は健康な状態に戻ってきます。

・ゴツゴツした感じは減る

・乾燥した感じがなくなる

・みずみずしいピンク色に変わってくる

・歯茎の色素沈着減っていく

・禁煙により歯周病の治療効果が高まる

 

 

禁煙して1年後には歯肉が正常に近づき

歯周病は安定した状態になります。

 

 

「禁煙」すると、歯肉は必ず、改善します

 

歯周病予防、歯周病の治療のためにも

もし喫煙されている方は禁煙を一緒にがんばりませんか??

 

禁煙するのは難しいという方は

禁煙外来もございますので利用してみてください。

 

 

 

 

■おタバコの着色が気になる方へ

また、おタバコによる歯の着色が気になる方は

「PMTC」というクリーニングをオススメします。

保険の超音波の機械を使って行うクリーニングでは、

歯垢や歯石をとるクリーニングなので

着色までは落とすことができません。

 

PMTCでは、歯の表面についた着色を落とし、

本来の歯の白さを取り戻すことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着色を落とした後、表面をツルツルにコーティングするので

汚れもつきにくくなります。

ご興味のある方はお声がけ下さい。